2009年4月30日木曜日

XPの起動が遅い

職員から個人のパソコンを見てほしいと頼まれた。
「終了オプションからスタンバイが消えた」「起動が遅い」とのこと。

「終了オプションからスタンバイが消えた」件は、
デバイスマネージャでディスプレイアダプタが無効になっていたため。
スタンバイ中に電源を切ったりすると起きるらしいが、
何でそうなったかは不明。

「起動が遅い」のは、メモリが決定的に足りないから。
128MBしかない。(OSはWindowsXP Home)
128MBはMicrosoftが「動く」と言っている最低スペック。
動いているんだから嘘ではないが、512MBはないと使えないだろう。
「最初は調子良かった」
 Windowsとはそういう「生き物」である。
「筆ぐるめ」をバージョンアップしてからだとか。
 やっぱりねぇ。

誰が何もしても早くはならないだろうが、
泣きつかれているので、とりあえず以下のことだけやる。
(自分のマシンではないのでアプリを消すわけにもいかない)

デスクトップとスクリーンセーバーが
 「スパイダーマン」になっていたので、これをフツーに戻す。
スタートメニューのスタートアップ項目をすべて削除。
msconfigから自動スタートアップのいくつかを停止。
(コマンドがC:¥WINDOWS¥system32...でないもの)
レジストリの最適化
(フリーソフト 「NTREGOPT」を使用)

WindowsUpdateもしていないようなので、
IE7・8を除いてアップデートする。

Cドライブ内の不要(?)ファイルを全部削除してから最適化。

それでもほとんど早くはならない。
「Win高速化PC+」でも使ってみるか…
(Windows2000で使ったことがあるが実感が得られなかった)

Norton AntiVirus2003が入っているので、
それも遅い原因だろう。
(パターンファイルの更新期限は2005年に切れているようだが…)
「それも」ではなく「それが」というのが正確かも。
Symantec AntiVirus Clientに変えてみるが、同じことだろう。

2009年4月27日月曜日

テキストエディタ

突然だが、Crescent Eve を使ってみることにする。

田舎管理者だが「管理」するのはシステムばかりではなく、
自治体のWebサイトも管理している(こちらが「本職」)。
CMSに移行予定だが、手がまわらず遅れ遅れになっている。

そんなわけで、
WebサイトはHTMLソースを自作している。

大昔からホームページビルダーを使っていたが、
3年程前から、スタイルーシートを全面的に採用し、
同時にテキストエディタで作るようにした。

これまではStyleNoteを使ってきた。
スタイルシートに取り組み始めた時は、
そもそもどんなタグがあるかさえ知らなかったので、
タグリストが一覧で表示されるStyleNoteは重宝した。

ずいぶんと勉強させてもらったツールだが、
「br」など「閉じるタグのないタグ」の処理に問題があり、
最近はツール自体が更新されないので、代替ツールを探していた。

現在のソースでは、FireFoxでの表示に問題があるが、
逐一文法チェックをしている余裕もなく、放置してきた。

業務ソフトではIE6までしかサポートしないモノが未だ多いので、
職場ではIE7は入れていないが、IEはすでに8になってしまった。
いつまでもIEだのみではいられないので、
FireFoxへの本格対応をしなければならない。

CMSを導入しても、
既存のコンテンツすべてをCMS上に展開できるわけではないし、
内容が固まっているモノは、
CMSよりはHTMLでキチンと作った方が見やすい。

CMSにおけるCSSのカスタマイズのためにも、
ちゃんとしたエディタは必要なので、
Crescent Eve を使ってみる。

シンプル過ぎて不安だが、自宅で試してみたところ、
タグの頭文字さえ分かれば「スゴイ」の一言。感動した。
HTMLやCSSのリファレンスサイトとの併用になるが、
やっていけそうだ。

OLACLEがSunを買収

少し前の動きだが、備忘として記載。

2009/4/20 OLACLEがSunmicrosystemsを買収と発表。
IBMが買収の噂があったが、結局OLACLEに。

ハードとしてのSunは、あまり使っていないので何とも言えない。
「信頼性が高い」というふれこみだったが、
ずっとトラブル続きでなのでそういう実感はない。
Sunのサーバが並んでいる様はカッコイイが、騒音が…
(「ジェット機のような」とまでは言わないが)

個人的には、
JavaとSunRayとOpenOffice(StarSuite)がどうなるか心配。

Justsystemもキーエンス傘下に。
「資金繰りが困難」とのJustsystem側の説明。
ATOKと日本語処理に関する技術は生き残るだろうが、
長年使ってきた「一太郎」はどうなるんだろう?
というより、自分はどうすべきか?
以前から迷っていたが4/3のこの発表で真剣に考える。
OpenDocumentに切り替えようかなと思っていた矢先の
Sunmicrosystemsの買収である。

OpenOfficeのチームは楽観しているとの情報があるが、
やっぱりMS-Officeにしろって?

2009年4月21日火曜日

教科書システム

自治体の業務の範囲は広い。
その業務のそれぞれで情報システムが利用されている。

住民情報などの“基幹業務”については、
早くからシステム化が進み、「基幹系システム」として確立している。
ウチでは2年ほど前からその基幹系システムを再構築中で、
6月にはすべてのシステムが本稼働する。

それらの業務については、ベンダーがしっかりしているので、
好き嫌い・出来不出来はあるが、なんとか回っていくものだ。

ちなみに再構築前は、
ホストコンピュータでCOBOLプログラムでやっていた。
(私もそのプログラマ上がりである)

そういった「基幹系」システムは、
もはや我々現場の管理者の手を離れているので、
無責任なようだが、どうでもいい(=どうしようもない)。

基幹系のシステム以外にも、
調査モノを中心とした細かな「システム」がたくさんあり、
中央省庁から個別に配布されてくる。

日本は「省が違えば別の国」なので、情報システムにも一貫性がない。
さすがに総務省関係は
標準的な環境で動くような「システム」を提供してくるが、
それ以外の省庁は、自分のところで調達(開発)したシステムを、
こちらの環境などお構いなしに、平気で自治体に押し付けてくる。

今日は「教科書システム」で問題発生。
問題といっても、フツーのPCなら問題ではないのだろうが、
こちらはシンクライアントである。
ヘタに何かインストールしようものなら、影響は全員の環境に及ぶ。

「教科書システム」は以前からある「システム」なので、
シンクライアントでも動くようにしてきたつもりだったが、
今日現場で実際に使ってみたら、DBが読めていない。

実行にVB6のランタイムが必要なのはわかっていたので、
標準と思われるモノは入れてあったのだが、
やはり「専用ランタイム」が要るらしい。

「専用ランタイム」の存在もわかってはいたのだが、おっかないので、
「動かなかったら動くのに必要なものだけ入れる」方針で様子を見ていた。

動かないのでは業務が回らないので、「専用ランタイム」を入れてみる。
するとインストールの最後で、
「△△が…を開けません」とうような(うろ覚え)のメッセージが出て、
インストールは失敗する。

しかし、予想どおり、「システム」は動いた。
OCXの何かが関係しているのだろう。
インストールに失敗すると、
インストールプログラムは自分が入れたモノを消して終わるのだが、
「VB6ランタイム」に依存する部分は、
自分が入れたモノかどうかわからないので、これは消されない。

乱暴なようだが、このテは結構使う。
「専門家」も「専用PC」も置けない田舎自治体の管理者の、
せめてもの知恵である。

2009年4月20日月曜日

静電気?

「ICカードが使えない」との申し出あり。
どのSunRay端末にカードを挿しても「26D」が出たまま。

SunRayサーバで確認したところ、
カードは使用可能で、当該ユーザのセッションはない。
(つまり普通の状態)
導入業者に電話で相談。
「カードを登録しなおすのが早い」とのこと。

基幹系サーバの回収に来た販売店のスタッフが導入業者と相談して、
「ログイン画面/アイドルセッションを終了」を試みたが変化なし。
結局カードを登録し直すことで解消。

導入業者は、「静電気を溜め易い人に起こりがち」だと。
曰く、「高脂血症とか化繊を着ているとか」。
静電気と言われれば「そうかもしれない」と妙に納得してしまう。
そんなものなのか…。結局ホントの原因はわからない。

OS損傷?

先週の金曜日、
基幹系ターミナルサーバの1台でLivePDFが動かなくなった。
プリンタとしてLivePDFを選択して印刷に進むと、
タスクトレイ上に印刷中のアイコンが表示されるが、
「ファイルの保存」に進まず消えてしまう。

インストール先のProgramFilesにLivePDFのフォルダがない。
(もう1台は正常に動作しており、当該フォルダはちゃんとある)

導入業者に連絡し、リモートでの調査・修復を依頼した。

帰宅後の21時40分、導入業者から携帯に電話が入る。
「作業中にサーバがフリーズした。
 ディスク読み込みエラーが発生し再起動できない。
 ディスクの障害と思われるので、交換し再インストールする」
とのこと。

今朝のメールによれば、
- 当該サーバがリモート作業中にフリーズ
- ELOM Remote Control により再起動
- Disk 読み込みエラーが発生し起動不可
- hosts を書き換え、もう1台のみでの運用に切替
- 調査の結果、NVRAID が無効になっていた
- NVRAID を有効にしたが、
 OSが損傷を受けているようでログオン出来ない
ということだった。

11時頃、ハードの販売店のスタッフが来てサーバを持ち帰る。
本日中にはディスクの交換が終わり、
明日以降でWindowsの再セットアップを行うとのこと。

今回障害が発生した基幹系サーバは、SunFire2100。
2200で起きたNQCとnVIDIAの問題が2100にもあるとの情報あり。
今回の件はそれが関係しているかもしれない。

改めて整理して記載するつもりだが、
ウチの基幹系システムをシンクライアントで運用することには
実は大きな問題がある。

2台に分散していることで、
問題事象の発生する確率が下がっていたのだが、
1台運用となると、実際に発生するのではと心配。
(いつ発生してもおかしくない事象ではあるのだが…)
 

2009年4月17日金曜日

パーティション

今日のお相手は、FMV-7000NA5。
メモリこそ256MBだが、Pentium4 2.20GHz搭載で、
当時としてはそこそこのモノ。

富士通製品は長く使ってきたが、
この7000シリーズは一番×かな。
真四角な筐体で、外観は個人的には好きなのだが、
冷却FANとHDDのカリカリ音がうるさい。

それに、なんといってもHDDがよく壊れる。

3月末に処分したノートPCは、
FMV-655NU8C/Lがメインだったが、
これはコンパクトで静かで良かった。
もちろんHDDはそれなりに壊れたが、
7000シリーズとは頻度が違う。
毎日皆に叩かれまくりながら8年以上も使えたのだから、
私は名機だと思っている。
バックライトの寿命に当たり外れがあったけど。

さて、本題。
今日のお相手はHDDが28GBしかない。
Cドライブは6GB。WindowsXP Pro SP1。
これではSP3までもっていっての運用は厳しいので、
Cドライブを拡張することにする。

手持ちのツールは、
Acronis DiskDirector Suite 9.0と、
Paragon Partition Manager 7.0 Professional。
Partition Managerは一度失敗したことがあって、
(FAT16をFAT32に変換したときだったか…)
それ以来DiskDirectorを愛用している。
(完全版ではなくセーフ版を使っている)

古いマシンでリカバリROMもなく、「実験」している余裕もないので、
安全をとって今日もDiskDirectorにお世話になる。

PCにデータの保存はしないので、Dドライブを10GBに削り、
残りをCドライブに割り当てて、作業開始。
さてどこまでやろうかな。

2009年4月16日木曜日

PC転用

シンクライアントシステム導入に伴って、
それまで使っていたパソコンを廃棄・転用することとなった。

廃棄処理は3月末に終了。
ノートPC74台、デスクトップ4台。
他にCRTと液晶モニター、インクジェットプリンタを買取業者に譲渡。
まだ査定中だが、「持出し」にならないか心配。

HDD消去には5台並列で正味3日間かかった。
大昔の10GB程度のディスクなのでこれで済んだが、
イマドキのPCならどれだけかかったことか…

ほとんどがWindows98で導入したマシンで、8年以上経過。
4年目あたりからチマチマとWindows2000に換装してきて、
気がつけば稼動する全機がWin2Kになっていた。
(よく働いたなぁ)

もちろん、
比較的新しいマシン(5年前ならウチでは新しいと言う)
もあるわけで、そいつらにはまだ働いてもらわねばならない。

今回廃棄したものと同程度のPCがまだ数台あるので、
クリーンアップして、それらと交換する。
昨日までに6台転用し、本日7台目。

WinXPのSP3適用、
古いMS-Officeを削除し、2003に統一してアップデート、
ディスクのクリーンアップ、デフラグなどなど、
一通りのことをやっていると結構1日がかりになる。
仕事はこればかりではないが、
4月になってからは、ずっと中古パソコン屋さん状態だ。

【今日の作業】
FMV-7220NU5/B
なぜかEPSON MAXART PX-9000なるプリンタがあり、
これ専用にする。(役所にある代物ではないとよく言われる)

長尺モノを印刷するソフトが必要。
私は一太郎の横断幕印刷機能を使うのだが、
専用ソフトの方が便利というわけで、POP RACER2がある。
プリンタと一緒に来たソフトなので、だいぶ古いが、
PCも古いので「まぁいいか」とインストール。
Administratorでは問題なく動作することを確認。
ところが制限ユーザで起動すると、
「システム レジストリの更新に失敗しました。REGEDITを使って更新してください。」
とメッセージウィンドが出て、短時間で消える。
気にはなるが、フツーに使えそうなので放っておくことにする。

Vistaでは、セキュリティ向上の為、
レジストリの仮想化が行われていて
システムフォルダやレジストリの書き込みに制限がくわえられている為に
インストールに支障が出るアプリケーションがある
という話は聞いたことがある。
WinXP SP3のせいかな?

Copyfactory3というソフトも使っていたが、
これはプリンタ納入業者のサービスだったようで、メディアがない。
今は「5」まで行っているようで、23,000円ほどする。
そんな金があるわけないので、
プリンタに添付されていたEPSON Smart Panelなるソフトの
「コピー」機能で代替することとする。

2009年4月15日水曜日

ハングアップ

さて、昨年末に稼働したシンクライアントシステム SunRay。
トラブル続きだが、この辺で備忘を兼ねて経過と課題を整理しよう。

SunRayサーバ×2
A.内部情報系Windowsターミナルサーバ×2
B.基幹システム用Windowsターミナルサーバ×2

まず、A.の内部情報系が“固まる”。
A.はSun Fire X2200 M2で、HDDは1TB×2のRAID1構成。

導入当初からA.が連日のように“固まる”。
2台の内の1台が固まりやすいが、一定ではない。
アプリを疑い、まずメールチェッカ(B'sBiff)を停止。
Justsystem関係も怪しいので、不要なものは削除。
一時落ちつくかに見えるが、すぐにまた再現。

導入業者はディスクアクセスの問題を疑うも、決め手がなく、
メーカー側ではマザーボード(システムボード)の交換を試みるが、
改善されない。

OS(Windows Server 2003 R2)を再インストールして、
当初のような頻繁なハングアップはなくなったが、
それでも週に1回程度の頻度でハングアップする。

2台の内の1台では、
他のPCにリモートデスクトップ接続して、
業務アプリ(管理者用)を起動し、
印刷プレビュー(PDF)を表示すると、
必ずハングアップするという現象あり。

最終的にこの件は、メーカー側によって、
ディスクコントローラとデバイスドライバ間の不具合
と結論づけられた。
具体的には、
Native Command Queuing(NCQ) と
nVIDIAのRAID/IDEドライバとの間の不具合。

 NCQはディスクI/Oの最適化を実現するために導入されており、キューイングされたディスクに対する制御を効率が良い順番に並べ替える仕組み。そのため、nVIDIAのRAIDドライバとNCQとのに不具合がある場合に、nVIDIA ドライバが期待した通りの動作をディスクが実行しないため、ディスクへのI/Oにおいて不正が発生するらしい。

ディスクコントローラの修正版が適用されるまで、
NCQを無効に設定することで回避できるとのこと。

4/4(土)にその適用作業を行い、本日で12日経過。
これまでで最長の「安定稼動」になっている。

4ヶ月、長かったなぁ…